赤岩の頭(2,600m、八ヶ岳 )
平成16年4月4―5日 天候: 4日雪 5日快晴


 何時ものF氏に加え隣人のM氏と3人で八ヶ岳赤岳鉱泉へ出掛ける。小雨の中を中央道へ入ると、富士見付近の標高1,000mを越すあたりから雪に変り、諏訪南ICで中央道と別れ、一路美濃戸口へ向かう。 以前に較べ道路も整備され、20分ほどで登山口に到着。

雪は本降りとなり、駐車場も既に10センチ位になっている。 身支度を整え、完全装備で美濃戸への林道を歩き出す。

昨日美濃戸へ入った車が何台も下ってくるが、降雪の為スリップし、かなり難渋している。   今日は日曜日の為、山から下りてくる人がかなり多い。

いいつもお茶のサービスをしてくれる美濃戸山荘も、登る人が居ない為、扉が閉まり、ひっそりとしている。

軒下を借り、一休みの後、柳川北沢の道へ入る。  まだ続いている林道は、凍結した上に新雪が積もっているが、かなりスリップする場所もあり、慎重に歩く。

やがて堰堤広場に到着。   資材置場小屋が新らしく増設され、手前に屋根が張り出していたので、そこを拝借して昼食休憩とする。
晴れていれば、そろそろ横岳が見える頃だか、今日は降雪が激しく、只黙々と歩くのみ。しかしながら、遠景が見えない為、近くの沢筋を見ながらの登山も悪くない。
何箇所かある丸太の橋も鉄骨になり、大変渡りやすくなった。 特に冬場は安全に歩く事が出来、有難い。   下山者が多い為、トレースははっきりしているが、歩くピッチはかなり遅く、ようやく赤岳鉱線へ到着。   今日の宿泊者は我々三人の他単独行が一人と殆ど貸切り状態で、早速ストーブのつく部屋へ入り、雪で濡れた衣類を乾かす。
前回まで、週末しか泊まったことが無く、足の踏み場も無い位だった事が嘘の様で、全く静かで、のんびりとした山小屋生活を楽しむ事が出来た。

雪は止むことなく、音も無くしんしんと降っているが、明日は晴れるとの予報に安心して早めに就寝。ストーブを止めても明け方までそれ程寒さは感じなかった。

 翌朝は、予報通り快晴、気温は氷点下13度で、赤岩の頭を目指して出発。単独行の方は、文三郎道から赤岳へ登り、更に阿弥陀岳も登ってから、南沢を美濃戸へ下ると言って同じ時刻に出ていった。   かなり健脚の様だ。

さて、我々は60センチくらい積もった新雪の中をラッセルしながら、歩くも、ピッチはさっぱり上がらず、のろのろ運転だ。

小屋の管理人の方からは、赤岩へ出る寸前は、雪崩が出やすいので注意する様言われたので、樹林帯と言えども、急斜面では、様子を見ながら歩く。
さすが、4月ともなると太陽が上がると共に気温も上がり、汗ばんでくる。ジョーゴ沢出合い付近では、横岳の大同心、小同心が霧氷をつけて綺麗だ
後ろを振り返ると、阿弥陀岳が美しく輝いている。  更に高度を上げると、樹幹越しに、仙丈岳や、近くには赤岳も雪煙を上げているのが見える。
気温が上がった為、プラスチック板を付けたアイゼンにも雪が団子状にくっつき、その度に落としながら歩くが、これも結構大変だ。

ジグザグを繰り返し、高度を上げて行くと、樹林帯でも急斜面には、デブリが所々現れ、嫌な予感がする。  景色はだんだん遠方が見え始め、中央アルプス、木曾御岳山、乗鞍岳、穂高連山など、樹幹越しに確認された。   また、目の前には硫黄岳、横岳、赤岳などがせりあがってくる。

森林限界を出た所で、斜面の様子を見たが、気温もプラスに転じ、表層雪崩の恐れ多分にあり、稜線へ出るのは諦め、無理をせず、ここでひき返す事に決めた。

下りは早い。  あえぎながら登って来たのが、うその様に瞬く間に小屋へ帰着。  小屋の裏手の日溜りで昼食をとり、再び柳川北沢沿いの道を下る。

雪が融けだしたので、途中よりアイゼンを外して下る。   美濃戸からの林道は、土が剥き出しになって居る場所もかなりあったが、水が溜まっている程度で、ぬかってはいなかった。
美濃戸口駐車場は、雪が殆ど融けて無く、泥濘状態であった。
諏訪南ICより中央道経由帰宅。

春の静かな八ヶ岳を充分楽しむ事が出来満足。

歩行時間:  美濃戸口ー(70分)−美濃戸ー(1時間15分)−堰堤広場ー(2時間)−赤岳鉱泉
         赤岳鉱泉ー(3時間半)ー赤岩の頭手前ー(60分)−赤岳鉱泉ー(60分)−堰堤広場
         −(40分)−美濃戸ー(55分)−美濃戸口                  以上