八ヶ岳・三ツ頭

(2,580M)2000年10月13−14日


 13日の金曜日午後出発。久しぶりに天幕持参。災害用に備えたカモシカのエスパース4−5人用で本日初めて使用とあいなる予定なるも、生憎夕方より小雨となって、初めての天幕を汚すに忍びなく、小淵沢町役場へ連絡をとり、観音平のグリーンロッジに泊めて頂く事とする。幸いキャンプをするパーテイがあり管理人が上がって来て鍵を開けてくれた。役場の話では、最近冬眠前の熊が八ヶ岳山麓付近に出没する為注意して欲しいとの事。特にグリーンロッジは自炊をする人が多く、食料の臭いを嗅ぎ付けて来る由で、出入り口はきちんと鍵をかけた現に管理人が上がって来る際に車の前を痩せた熊が横切った話を聞いた為、やや不安になる。もともと八ヶ岳界隈では、あまり熊の話は聞かないが、40年位前に地獄谷で足跡を目撃したことはあったが、その後熊の件は忘れてしまっていたいずれにしても、山に食料となる木の実などが不足するとなれば、熊としても必死に餌を探し回る事であろう用心するに越した事はない横道にそれてしまったが、そんなこともあって、早めに夕食を済ませ、8時頃には就寝

翌14日は朝から快晴、熊の話など何処吹く風で、朝食もそこそこに出発観音平からの編笠や、アトノ尾根経由の権現岳は、何回も登って居る為、今日は天女山から三つ頭を目指すことにし、車で登山口まで移動。約20分で天女山の大きなパーキングへ到着既に数台の車が来ており、中には食事中のパーテイもみかけられた。我々も早速身支度を整えて出発

朝の爽やかな光を浴びて、ゆるやかな登山道を天の河原へ出る ここは秩父、富士山、南アルプスの展望台で、雲海の甲府盆地を前景に素晴らしい眺めであった。

いきなり好展望に恵まれ、足取りも軽くなる
樹林帯へ入ったが亜高山帯の植物が多く、あ
くまでも明るく気分の良い尾根だ。暫く緩やか
な道が続き、標高1800−2000メートル付近
より、いきなり急坂の連続となるが、所々ザレ
場があり、展望のよい所へ出るので、その都度
写真を撮りながら登って行く
標高2200mの
標識が出る頃はますます急峻な苦しい登りが続
き、やがて2
,364メートルの前三つ頭へ到着

展望は一段と良くなり、富士や、甲斐駒、北岳が美しい。ここで早い昼食をとる。
行く手にはこれから登る三つ頭が、手に取るように青空にそびえている。
ガレ場を過ぎ再び樹林帯へはいるも、引き続き明るい尾根が続き、甲斐小泉からの登山道アトノ尾根が左から合流し、やっと三つ頭、標高2,580メートルの山頂へ到達。ここで今まで、見えなかった八ヶ岳の主峰赤岳及び秀麗な阿弥陀岳が這松の茂みの向こうから目の前に飛び込んで来た時刻は午前10時50分となり、地獄谷側よりガスが湧きあがり、阿弥陀や、赤岳を時々隠してしまう然しながら上空は快晴で、権現岳の左横には北アルプス連峰の槍、穂高、その左には乗鞍岳、木曾の御岳山、中央アルプス、南アルプスの仙丈、甲斐駒、北岳、富士山、奥秩父連山、手前には編笠山、西岳と360度の展望を欲しいままにする事が出来、苦しい登りの甲斐があった

風も弱く、気温12度と暖かい山頂でのひと時を過ごし、下山にかかる当初は急な下りが多く、慎重にゆっくり下りる。太陽を前に下る訳だが、逆光の中の紅葉はひときは美しい途中より雲が多くなり、日も陰るようになってきた この尾根は、どうだん躑躅と唐松の紅葉が綺麗だ燃えるようないわゆる紅葉の木は少ないようである。天の河原には観光客もかなり来ており賑やかであった他の尾根と異なり、ガレ場や、展望の効く場所が多い為、次ぎは積雪期に、南アルプスの写真でも撮りに登ってみたい小淵沢IC付近にあるスパテイオにて入浴、汗を流してから帰宅

所要時間 登り 4時間40分

     下り 2時間20分  計7時間       以上