F氏の他隣人のM氏と3人で雲取山へ出掛ける。 当日晴れの予報に反し、山頂付近で青空が覗いた外は、小雪が舞い、20日は途中より本格的な降雪となって、10センチほど積もった。しかしながら、青空の出た山頂付近は、枯れ枝に真っ白な樹氷がつき、素晴らしい景観であった。
石尾根へ早く出られる好きな浅間尾根ルートを登る事とし、奥の集落へ自宅より約2時間で到着。
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西の空は予報通り晴れて来たが、奥多摩へ入ると雲って、歩き出す頃は小雪となる。昨夜も降った模様で、進むにつれて一面雪景色となってきた。 これから、良い天気になるだろうと、予報を信じて黙々と歩を進め、浅間神社に安全登山を祈願して、通い慣れた道をゆっくり登る。
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あたりの樹木は樹氷に覆われ、霞んではいるが、とても綺麗だ。 植林帯を過ぎ、この尾根で最も好きな, やや平坦な自然林に差し掛かるも、空はいっこうに晴れる気配が無く、馬酔木の林を過ぎ、やや急な道を登って水場へ到着。
今年に入ってからの降雨が少なかった為か、水は一滴も出ていない。 美味しい水で喉を潤そうと思ったが期待はずれに終わった。やむなく、鷹巣避難小屋へ入ってお茶の休憩をとる。小雪が絶え間無く降っている。 外気温はマイナス3度だった。 |
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ここからは、ほぼ平坦な石尾根を、日陰名栗峰ー高丸山と巻き,千本ツツジを経て七つ石山へ達する。やっと雪も止み、一瞬青空も覗いたが、直ぐまた曇ってしまった。ここで昼食休憩をとる。 予定の時刻をかなり過ぎている為今宵の宿、雲取山荘へ夕方5時ごろ到着の旨、電話を入れる。 |
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ブナ坂を通り、奥多摩小屋へと、ゆるいピッチで進むと、懐かしい蒔をたく匂いが辺りにただよい、小屋が近い事が解かった。数年前の冬、一度泊まったことがあるがかなり寒かった記憶がある。
時間も無いので、岡部仙人にはご挨拶せずに先へ進む。晴れていれば、富士山も遠望可能な場所だが、今日は美しい樹氷を眺めながらの登行だ。 |
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写真を撮りたい為、巻き道は一切使わず、稜線をたどる。 小雲取山を越える頃より、青空がはっきりと見え始め、あたりの樹氷も陽に輝き一段と素晴らしく、写真撮影で足取りもますます遅くなってしまう。
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ところどころの急登を終えて、やっと避難小屋が見えて山頂に到着。 奥多摩方面は,相変わらず雲の中、かろうじて飛竜から唐松尾、笠取山方面が望見され、甲武信岳も確認出来、近くには、昨秋登った和名倉山稜がどっしりとみえた。
記念写真を撮って、凍結した道を慎重に雲取山荘まで下る。石尾根は、殆ど残雪が無く、アイゼンも不要であったが、山荘までは、ガリガリに凍りつき、道の脇を選んで下る。(アイゼンを着用すれば全く問題無いのだが、直ぐそこだからと、不精して付けずに歩いてしまった)
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本日の宿泊者は、我々も含め7名との事。 新築のログハウス風の山小屋は、各部屋も個室の様に仕切ってあり、コタツに豆炭まで入れてあり、暖かく過ごす事が出来た。
宿泊者が少ないので、小屋主の新井信太郎氏と食事時間などをはさんで、色々とお話をする事が出来た。小屋造りの苦労話、これからの増築の話、ご子息が後を継がれる話、まだまだ、これから登りたい山の話など誠に楽しい一夜であった。 |
新井氏の著書は、殆ど読んでいるが、“雲取山のてっぺんから”は、立川の駅ビルで写真展を開かれた際、サイン入りで頂いたもので、今でも時々花や樹木、鳥、獣などの写真が入っている山荘日誌を楽しく拝見している。
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さて、翌日は天気が下り坂の為、山頂へは諦め、田部重冶レリーフの前から北面の巻き道へ入る。凍結の為、 小屋を出るときから、軽アイゼンを装着。 巻き道は原生林が素晴らしく、殆どの樹木が樹氷に覆われ一段と綺麗にみえる。
あまりアップダウンのない針葉樹林帯を経て、広葉樹の雑木林となったところで、石尾根へ合流。今度は、石尾根も選んで巻き道をたどる。 |
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今迄の小雪が、本降りとなって、登山道もみるみる白くなっている。 奥多摩小屋ーブナ坂ー七つ石小屋と巻き道を通り、鷹巣避難小屋にて昼食休憩。天気の悪い時には、この様な避難小屋は助かる。 一度寝袋持参で泊まってみたい小屋だ。奥の方に、一人中高年の方が居られたが、気に入った小屋で、ほぼ毎月ここへ来て泊まる由。水場は枯れていたが、雪が沢山降り、飲料水には苦労しないで済んだ様だ。 |
7―8センチ積もった浅間尾根を下り、奥集落の駐車場へ到着。心配された積雪も、ここでは少なく、問題無く青梅街道へ出られ、夕刻帰宅。
天気には恵まれなかったが、美しい樹氷と、居心地の良い山小屋で楽しい一時を過ごせて満足の行く山旅であった。
歩行時間: 奥ー(2時間15分)−鷹巣避難小屋ー(65分)−千本つつじー(50分)−七つ石山ー(2時間)
−雲取山ー(45分)−山荘
雲取山荘ー(60分)巻き道経由石尾根ー(25分)奥多摩小屋ー(65分)七つ石小屋ー(15分)
稜線ー(1時間半)−鷹巣避難小屋ー(1時間45分)−奥
休憩時間は除く。 以上 |