風雪の北横岳
平成15年12月19−20日 天候 風雪

 恒例の忘年登山。 今年は八ヶ岳の夕日、朝日を撮ろうと,北横岳ヒュッテへ予約。残念ながら、大型の寒気団が襲来した為、2日間とも風雪に見舞われ、小屋へ泊まって、のんびり過ごしただけに終わる。

19日朝ゆっくり出発。 中央道は晴れていたが、甲府盆地を過ぎるあたりから、八ヶ岳方面は雲の中、途中より小屋の管理人、島立健二氏に電話を入れるも、既に途中まで上がっているとの事なので、予約した関係上予定通り上る事に決める。 

蓼科温泉付近より降雪がみられたが,道路は全く問題無くピラタスロープウエイへ到着。スキー場もオープンしており,かなりの車が駐車してあったが、ロープウエイ駅の前に止められた。

ロープウエイでの滑降は雪不足で未だ不可能の為,我々二人だけで乗って山頂駅へ向う。 やはり雪が舞っており、ここの気温は氷点下12度。 駅の2階で昼食をとり、スパッツ、オーバーズボンにパーカーを着込み、雪の坪庭へ歩き出す。

溶岩台地の坪庭は、最近ロープが張られている為、トレースは全く問題無いが、何時もの事ながら、風当たりが強く、小雪が襟の隙間から首の中迄入りこんできて冷たい。  眼だけを出してゆっくり進む。 気温は低いが歩き出すと汗ばんでくるほどだ。

下山途中の男女各一名に会う。  山頂は立って居られない程の強風との事。 坪庭を過ぎ、小沢を渡って緩やかな樹林帯を登って行く。

徐々に高度を上げて行くが、今日は視界が全く無く, 積雪も20−30センチ程度で、アイゼンも不要。写真を撮りながら三岳への分岐まで上がり、あとは勝手知った道をヒュッテまで歩く。

時間が早かったが、この雪では山頂へ登っても意味が無く、そのまま小屋へ入る。 既に小屋には息子の健二さんが居られた。 親父さんには何回かお世話になったが、健二さんには初めてだった。 なかなか感じの良い好青年で、山渓にも記事を書いており、後で分かったが、表紙にも登場された事がある由。

今日は我々二人のみの宿泊だが、明日は週末とあってか、満員(40名程度)の予約が入っていると。色々と世間話や小屋にある写真や書物などをみてのんびり過ごす。

20日  昨日より降雪が絶えず、風も強くなり天候は益々悪くなる一方なので、山頂への登頂は断念。外の気温は午前8時で氷点下17度だった。 。
小屋の窓ガラスには色々な模様の氷が
見られ、改めて自然の造形美に感激。
朝食後ゆっくり下山。 健二さんも荷揚げの為途中まで一緒に下山。 一晩で40センチ位積雪があったがラッセルは雪が柔らかいのと下りの為、苦にならなかった。
しかしながら、昨日より更に強風が吹く坪庭の通過は、北へ風に向って歩く為、久し振りに風雪の歩行を堪能。こんな荒れた天気でも元気の良い若者が2パーテイ程登ってくるのに出合った。
小屋の親父さんの島立さんも、元気に大きな荷を背負って上がって来られた。 我々と同年齢と思うが、まだまだ現役で頑張って居られる。 久し振りにお目にかかり懐かしい思いだ。

駐車場には車の上に20センチ位積雪があり、茅野までチェーンを装着して下る。  本年一番の寒気団が到来したそうで、小淵沢付近まで降雪があった。  甲府盆地は晴れだったが、南アも奥秩父も雲の中で、季節風の強さが伺える。

久し振りに小作でほうとうの昼食をとって帰宅。
偶には小屋でのんびりするのも悪くないと、良い忘年登山であった。         以上